道灌紀行

作家尾崎氏の連載するブログ「道灌紀行は限りなく」
最新記事3件を表示しています。
詳細は「道灌紀行は限りなく」をご覧ください。

道灌紀行は限りなく
2023/03/14
埼玉県越生町では毎年早春に、梅まつりが盛んにおこなわれます。梅林の向こうには、白加賀という梅の花が一面に広がっています。白い梅花一面の堀之内を行き過ぎて越辺川の「道灌橋」をわたるとそこは小杉という地で、太田道真の自得軒跡です。今はそこに建康寺がひっそりとしてあり、「太田道真退隠の地の碑」が建っています。 (越生の白加賀) (道灌橋)(建康寺の太田道真退隠の地の碑)建康寺の説明板に言う。「(前略)文明18年(1486年)6月道灌は、友人万里集九を伴って、道真のもとを訪れた。万里..
2022/11/08
東京都の渋谷駅で、東急田園都市線に乗り一つ目の駅が池尻大橋駅です。下車して池尻口から地上に出ます。駅名ですぐ地勢が想像されますが、今は都市化していてビルや高架が林立錯綜し、どこが池の尻やら、どこに大橋があるのやら見当もつきません。すこし東へ歩くとうまいぐあいに目黒川緑道が見つかります。そこで左折し、緑道をのんびり歩きます。緑道に沿って花畑や水辺がありコイなども泳いでいるので、まことに快適なウオーキングです。20分もいくと右手に三宿神社(みしゅくじんじゃ)が見えます。 (目黒川..
2022/09/15
 面影橋の「山吹の里」(東京都豊島区)の碑が、移動したと聞きましたので、さっそく出かけました。 JR山手線高田馬場駅の早稲田口から、早稲田通りを東へ進み、馬場口で左折して明治通りを進みます。高戸橋で右折して新目白通りをやや進むと、左側に面影橋があり右前方に都電荒川線の面影橋停留所が見えます。 (面影橋とマンション) 橋の下を流れるのが神田川、すなわち道灌の江戸城の東側を流れていた平川です。面影橋を渡るとすぐ右側に、巨大なマンションが新設され、その前のちょっとした空間に、山吹の..